少し報告が遅れてしまいましたが11/9,10と昨年に続き、長野は信州大学農学部学園祭に参加させていただきました。 今年は某人気朝ドラにインスパイアされ「ぬまちゃん」と題し、昼は喫茶リアス、夜はスナックリアス、通しでスタジオリアスと3部構成で展開。

告知があまりできなかったのにも関わらず、長野在住の気仙沼の先輩がお手伝いに来てくれたり、2年前気仙沼で一緒にボランティアをしてくれた学生が 「就職活動がんばってます」と近況報告しに来てくれたり、30年前三陸沿岸をバイクで旅して気仙沼にも立ち寄ったというおじさまが「名前も知らないけど、当時やさしくしてくれた気仙沼の人達の顔が 震災の日よみがえってきて泣けた」とお酒を飲みながら話してくれたり…笑いあり涙あり、たくさんの お客さまと最高の2日間を過ごすことができまし た。

長野のみなさま、そしてすばらしい学園祭に呼んで くれたリアスの笑顔番長、すてきな思い出をありがとう。来年もぜひ「ぬまちゃん」を呼んでくださいね。

さて2年と8ヶ月が経ちました。東北の人たちは相変わらず笑顔でふんばっているし、周りの人たちは相変わらずそれぞれの形で東北を想ってくれています。

そんな中飛び込んできたフィリピンのあまりに甚大な台風被害のニュースに、思わずあの日の記憶を重 ねてしまいました。そして客観的に見る自分の知らない町が壊滅していく映像に、今度はあの日の世界中の人たちの気持ちを想像し涙が出そうになりました。そっか、あの時も世界中のみんながもどかしくて泣きたくてどうしたらいいだろうって思っていてくれてたんだね。ほんとにありがとう。

世界は不安定で、何がほんとうなのか、何が地球を怒らせているのか、何をすればみんなが笑顔でいれ るのか、バカな私にはちっともわかりません。でもひとりひとりが相手の気持ちを今よりちょっとだけ想像して、自分たちにできることを続けていけば世界は少しずつ変わるんじゃないかと思うんです。

「思いやりは想像力」。だからわたしたちは日々想像力 をフルに働かせて考えたい、今自分にできることは なんだろう？