2013.05.20

ゴーヘイ!気仙沼

「ゴーヘイ」という言葉があります。「前に進め」の意味を持つ英語「Go Ahead」が由来で、気仙沼では漁業関係者が使います。

「ゴーヘイ!気仙沼」という会があります。三菱UFJリサーチ&コンサルティングが気仙沼市と提携し、気仙沼に興味を持つ企業や団体に気仙沼の現況や参入メリット、優遇制度などの情報発信すると共に、地元企業との交流の場を作ることにより、産業や企業の誘致促進を図り、気仙沼の創造的振興を目指すという目的の会です。http://www.murc.jp/beyond0311/goahead_kesennuma

少し前から私もメルマガ購読をしているのですが、今回(第9号)のコラムが心にすとんと落ちるステキな文章だったので、一部抜粋して皆さまにもご紹介したいと思います。

※過去のメルマガはこちらからご覧になれます→http://www.murc.jp/beyond0311/goahead_kesennuma/kesennuma_mailmagazine

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「地元の人が愛すれば」~NHK連続テレビ小説「あまちゃん」より~

北三陸市(ドラマ内の三陸沿岸の架空都市)には名物がないと嘆くシーンが幾度と登場し、東京から出戻った主人公の母が言い放ちます。「つまんないものでも、地元の人が愛すれば、外から来た人間にはよく見えるものよ」。バーカウンターでのさりげない一言でしたが、観光の本質を的確に表しているように思いました。

交通網の発達で、命の危険をさらすことなくどこでも旅行できる時代になりました。さらに、モノも情報もあふれ、クリックひとつで何でも手に入る時代。画面上で旅行気分にさえなれます。それだけに選択肢が広がり、競争相手も増え、「どこも同じ」に見えてしまうのかもしれません。しかし、風景が似ていたとしても、そこで暮らす人や風土のなりたちは違います。

幸い、気仙沼にはリアス式海岸の風光明媚な風景、海の幸、山の幸がもりだくさん。そこに愛する人が加われば、観光資源は無尽蔵。まだまだ眠っている宝があるに違いありません。

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「思いやりは想像力だ」と聞いたことがあります。良かれと思いやったこと、その人のためを思いやったことが自己満足でしかなかったという事実は私たち含め多々あると思います。それはもしかしたら想像力が足りていないのかもしれません。

気仙沼の皆さんがそこに住む幸せを感じてもらうために、地元を愛してもらうために、外から応援する私たちが今すべきことは、想像力をフルに働かせ、現地の思いに寄り添うことなのかもしれませんね。(あんばさん)