2014.03.13

サンキュー気仙沼ツアー~ありがとうを伝える旅1日目~

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2014年3月8日(土)
12:09気仙沼駅着、改札を出ると駅の待合室がざわついている。
気仙沼駅

有名人でも来たのかな?と思い覗いてみると、なんと現地友人がツアコンになりきって駅まで迎えにきていたのだ!しかも今はなき鼎が浦高校時代の制服を着て。
さすがだ、みんなの顔が一瞬あ然とした後一気に和む。
「本気でおだづ(ふざける)!」これぞ気仙沼人のおもてなし。
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ツアコン自らが運転するワゴンに乗りこみ、お昼は東新城に新店舗をかまえた浜の家さんで海鮮丼。 現地組と合流し総勢20名で海の宝石箱をいただく。
リアスでは旅の恒例となったこちらの海鮮丼は新鮮な海の幸がこれでもかというくらいどんぶりを埋めつくす。ボリュームたっぷり、これで1500円!食後にはいつも気仙沼にきてくれてありがとうとコーヒーのサービスまで。
浜の家さんごちそうさまでした、サンキュー!
浜の家浜の家海鮮丼
<浜の家>
・所在地:気仙沼市東新城2-5-5
・TEL:0226-23-7249
・営業時間:11:00~14:30/17:30~22:00
・定休日:月曜日

お腹はいっぱいでもデザートは別腹!ということで、次は階上にあるいちご農園でいちご狩り。
気仙沼でいちご?と思う方も多いかもしれませんが、気仙沼は全国有数の日照時間が長い地域で、糖度が高く甘ーいいちごが獲れるのです。
ふだんは解放していないハウスを、この日リアスメンバーのために特別開放!
震災によりハウスがすべて流され、それでも海の目の前、同じ場所に再建した男の覚悟。
「たくさんの支えがあって復活することができた。今度は僕がいちごで恩返しをする番。」
気仙沼のいちご王子の甘い笑顔と”いちごいちえ”の男気にサンキュー!
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いちごいちえ39
<三浦くん家の気仙沼いちご>
・所在地:気仙沼市波路上野田188-2
・生産者:三浦拓也さん

いちごの足で海岸散歩。遠浅で夏になると多くの地元客で賑わう海水浴場だったこの場所も、震災により多くの命が奪われた。
みんなで浜辺を歩く。打ち寄せる波の音だけが響く。もうすぐ陽が落ちる。
穏やかで静かな浜のすぐそばには、海の慰霊塔が高くそびえ立つ。手を合わせ思う「忘れちゃいけない、ありがとう」。
お伊勢浜お伊勢浜
海の慰霊塔祈り
<お伊勢浜>
・所在地:気仙沼市波路上杉の下

昭和42年創業のジャズが流れる喫茶店ヴァンガードへ。
このお店がある南町エリアも甚大な被害を受けた地域のひとつ。近くには気仙沼復興商店街や気仙沼横丁など仮設商店街が建ち並ぶ。
元の場所で復活をとげたヴァンガード、店内にある大きなスピーカーからは震災前と同じ音でジャズが流れる。本格コーヒーは創業以来変わらぬお値段260円。
マスター、おいしい珈琲をサンキューです!
ヴァンガードヴァンガード
<ヴァンガード>
・所在地:気仙沼市南町1-1-8
・TEL:0226-22-6411
・営業時間:7:30~22:00
・定休日:日曜日

夕方からはプラザホテルで堤幸彦監督の「Kesennuma,Voices.3」の試写会。
堤監督、主演の生島兄弟、主題歌を歌う熊谷育美さんによる舞台挨拶の後上映がはじまった。
変わったもの、変わらないもの、止まったままの想い、動き始めた想い、3年を迎える気仙沼のリアルな声に涙。まだまだここから。ご招待いただいたプラザホテル堺支配人、サンキューでした!
kesennuma,voices.3Kesennuma,Voices.3
<Kesennuma,Voices.3>http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d2292/

夜は気仙沼ソウル満載の居酒屋ぴんぽんへ。とびきり安くてとびきり新鮮、古くから市民の憩いの酒場としてにぎわう場所(被災した1F部分ももうすぐ再開するそう)。本日お世話になった気仙沼の皆さんも一緒に大宴会!
お酒が入ったせいもあり気仙沼への熱い想いが会話のあちこちから聞こえてくる。シラフな自分の胸が熱くなる。出身者とか出身者じゃないとか、ここに住んでるとか住んでないとか関係ない。ここにいるのは「気仙沼が好き」で集まった同じ船に乗る乗組員なんだもの。
みんな、熱い夜をサンキュー!
ぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽん
<居酒屋ぴんぽん>
・所在地:気仙沼市南町1-2-3
・TEL:0226-23-7007
・営業時間:17:00~23:00
・定休日:日曜日

サンキュー気仙沼ツアー1日目が終了。
明日はリアスとしては震災後初の気仙沼大島へ。おやすみなさい。(2日目へつづく)