2014.03.17

拝啓 落合直文様

河北新報より引用
<恋人名所巡り成就祈願 気仙沼・高校生の企画ツアーに10人>
近代短歌史上初めて「恋人」という言葉を使った宮城県気仙沼市出身の歌人落合直文(1861~1903年)にちなんで「恋人スポット」を巡るツアーが15日、同市内で開かれた。
「恋人発祥の地」をPRしている市内の高校生30人でつくる「底上げユース」が主催。県内や香川県、兵庫県の大学生ら10人が参加した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140316_15021.html

——————–
わたしが高校生の頃、国語の名物先生が落合直文をよく授業で取り上げていた。
【砂の上に わが恋人の 名をかけば 波のよせきて かげもとどめず】
歌の解釈を聞かれ、とんちんかんだった当時の私は「わたしも恋がしたい」と答え、廊下に立たされたことを思い出した。

10年以上の時を経て、すばらしい後輩たちが地域おこしで落合直文に注目した。
拝啓 落合直文様、当時は無礼をすみませんでした。
でもあなたの歌は今確かに気仙沼を盛り上げています。

◎参考 落合直文:
http://www.city.kesennuma.lg.jp/www/contents/1155627502366/