2014.03.28

けせんライナー

岩手県交通が運行する夜行高速バス「けせんライナー」は、東京池袋から岩手県内陸の一関、千厩を経由し、宮城沿岸の気仙沼、岩手沿岸の陸前高田、大船渡を経て釜石までを毎日結ぶ路線バスだ。

片道8,150円(気仙沼までの料金)。時間はかかるけれど新幹線で帰るより5,000円ほど安くなるし、寝れば朝には到着するため、大学生だった私はよくこのバスで気仙沼に帰省した。
社会人になってからは盆と正月と年に2度の帰省、忙しさにかまけていつの間にか移動もバスから新幹線に切り替わっていた。
2011年3月11日、東日本大震災が起きてけせんライナーも一時運休、だが1ヶ月後の4月8日にはみんなの想いを乗せて運行を開始した。あの時期は新幹線も不通だったし、車で行こうにもガソリンが補給できづらかったり、通行止めの道路ばかりだったため、東京在住者にとっては本当に希望のバスだった。
※2012年1月にはNHKワールドプレミアムで「池袋発三陸行き 夜行バス物語」が放映され、池袋から東北へ向かう人々の様々な人間模様が紹介された。
http://nhkworldpremium.com/program/detail.aspx?d=20120111110500&ssl=false&c=26

あれから3年、晴れの日も雨の日も雪の日も嵐の日も、眠らぬ街東京と復興途中の港町を毎日往復してきたあなたの目に、わがふるさとはどのように映ってきましたか?
これからもどうぞたくさんの人の想いを運んでください。
ありがとうけせんライナー。こんどまた乗らせてください。

busbus

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そんなけせんライナーが、明日から新年度キャンペーンを実施するらしいの最後にお知らせを!!
2014年4月1日~7月17日出発便(席数限定)
「けせんライナー・遠野釜石号『どこでも4,980円キャンペーン』」
なななななんと!どこまで行っても4,980円です!
予約は乗車日の2ヶ月前からです!ぜひ!!
http://www.iwatekenkotsu.co.jp/dokodemo.html