2013.06.02

気仙沼勝手に応援団 vol.3 ~BAR KEITH~

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ここは眠らぬ街、新宿歌舞伎町。都会の喧騒の中、ここだけはゆったりとした時間が流れる。【BAR KEITH】人呼んで歌舞伎町のオアシス。マスターの小山浩二さんは気仙沼市新城出身だ。

「マスター、いつものお願いします」「かしこまりました」 この会話もだんだん板についてきた。

数分後目の前に出されたのはメニューに載らない、知る人ぞ知る「カクテルケセンヌマ」。グラスのふちにはきらめく塩、のぞきこむとエメラルドグリーンのとろける宝石がお目見えし、見た目だけで気仙沼に帰ったような気分にさせてくれる。そう、このカクテルは気仙沼大島の小田の浜という海水浴場をイメージして作られているのだ。

「マスター、今宵も気仙沼に帰れました」「それはよかったです」 この会話もだんだん板についてきた。

都会の喧騒に疲れたあなたへ、ほっと一息つける場所がここにはあります。カクテルケセンヌマを飲みながら、聞き上手なマスターと人生を語る夜なんていかがでしょうか?

帰り際、「同じ気仙沼なのにぼくは大島の海がこんなにきれいだとは知らなかった。震災後に何十年ぶりに行った大島で改めて気仙沼の海の美しさを知ったんです。」そうつぶやくように言ったマスターの言葉の重みが忘れられない。

施設概要