2014.05.09

気仙沼勝手に応援団 vol.13 ~GOGUN’S BAR~

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当時気仙沼でも飛び抜けてバスケの能力が高かった同級生の彼は、大人になってバスケの世界で大活躍していた。
そんな彼がバスケの世界を引退し、料理の世界へ本腰を入れると聞き、15年ぶりに会う約束をした。サラリーマンのまち新橋、同級生の働くお店へ。

チャリンチャリーン
同級生「おお!いらっしゃい!美咲(仮名)元気だったが?15年ぶりだなぁ!?」
美咲「あ、うん、元気。ひさしぶりの再会で緊張してきたけんと、あんだ、全然かわってねーべっちゃぁー!安心したや。」
同級生「まぁ、飲むべし、飲むべし!あ、こちら、お店のマスターあやこさん。」
美咲「はじめまして。」

えくぼが最高にかわいいそのマスターの名はあやこさん。
大学卒業後、OLとして働いていたが、手に職をつけて働きたいと脱サラ。料理の勉強を重ね、その後お店を構えたと言う。
出てくる料理のおいしさといったら、とにかく、おいしい。もう、とにかく、おいしい。
その季節の旬なものを仕入れて料理をこしらえるらしい。
マスターあやこさんの笑顔に癒されながら私と同級生は15年のブランクを埋めた。
世界各国のビールを飲みあさり、隣のお客さんとも仲良くなり、ここは都会、東京の真ん中だと言うことを忘れたりもした。

美咲「ねぇ、あやこさんの笑顔が素敵だね。」
同級生「んだ。とにかく優しいんだ。お客さんは男も女も1人で来てくれるお客さんも結構いるだ。おめーも、たまにはこうやって飲みさこーな。あやこさん憎たらしい程にえくぼを作りながら、笑顔で迎えてくれっからよ。」
美咲「んだな。またくっからよ。東京にお姉さんできたみたいな感じだ。」

静かな笑顔であやこさんに言われた言葉が、帰り道何度も何度も頭の中で繰り返される。
「また来てね美咲ちゃん、同級生がこんなに仲良いことって素敵なことだね。私も元気もらえた。楽しかったよ。ありがとう。」

わ!
絶対また来よう。
ほろ酔いあったかい気持ちで帰路に着く。最高だ。

施設概要